精密かつ気品に溢れた演奏 Süddeutsche Zeitung 

繊細さとカリスマ性で魅了するピアニストOstfriesen Zeitung  

 


東京都出身。

都立上野高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業、卒業時に同声会賞を受賞。

同大学大学院修士課程を首席で修了し、クロイツァー賞を受賞。

さらに、同大学院博士後期課程にてG.リゲティ「ピアノのための練習曲」全曲に関する研究で博士号(音楽)を取得し、博士課程を修了。

 

博士課程在籍中、ミュンヘン音楽・演劇大学大学院の交換留学生に選抜され、渡独。

2016 年に現代音楽科およびマイスター課程国家演奏家資格ソリスト課程を修了。

 

公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション、公益財団法人本庄国際奨学財団、Oscar und Vera Ritter-StiftungDeutschland Stipendium など、国内外の複数の奨学団体より奨学金を受給。

 

2006年第5回安川加壽子記念コンクール第1位、2011ポッリーノ国際コンクール第1位、2012年マッサローザ国際コンクール第2位など、国内外のコンクールで優勝・入賞。2007年第76回日本音楽コンクール入選。


F. 
リストの生誕地であるオーストリア・ライディングでの「リスト・フェスティバル」、イタリアの「パレルモ音楽祭」、東京・春・音楽祭、びわ湖の春 音楽祭をはじめ、ドイツ、オーストリア、オランダ、スイス、スェーデン、ノルウェー、イタリア、スペイン、ベルギー、スロバキア、ポーランド、アメリカ、キューバ、韓国、日本にてオーケストラとの共演やリサイタルを行う。

 

これまでに東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、横浜シンフォニエッタ、スロバキア・ジリナ国立室内管弦楽団、山形交響楽団などと共演。共演指揮者には故・佐藤功太郎、梅田俊明、山田和樹、ウラディミル・キラジエフ、阪 哲朗氏等がいる。

 

2016年、現代を代表するアメリカの作曲家スティーブ・ライヒの立会いのもと演奏した作品は、ドイツのARD バイエルン放送で放送される。また同作曲家《砂漠の音楽》オリジナル編成版全曲を久石譲指揮のもと2024年に日本初演。

WDR 西ドイツ放送、ORFオーストリア放送、Rai Radio 3 イタリア国営放送、NHK-FM放送などにも出演。

 

これまでにStudio N.A.Tより『クロイツァーの記憶』『VISIONS I Dream』『VISIONS II Moments』、妙音舎MClassicsより『Die Tastenkunst 鍵盤芸術の極み-』をリリースし、いずれも多数メディアにて取り上げられ、『レコード芸術』などで高い評価を得ている(最新のアルバム『Die Tastenkunst -鍵盤芸術の極み-』は『レコード芸術ONLINE』にて最高評価の推薦盤に選出される)。

 

2013年、音楽学者・プロデューサーの瀧井敬子氏により創設された「グラチア音楽賞」第1回受賞者。これは演奏活動のみならず、芸術を通した福祉活動にも積極的な若手奏者を対象とした賞である。近年はドイツや日本各地にて学校でのアウトリーチ活動や、児童養護施設など福祉的な場での演奏活動も展開している

 

これまでに深野理恵、御木本澄子、多 美智子、多 紗於里、G.タッキーノ、青柳 晋、M.シェーファー各氏に師事。また、J.ルヴィエ、E.ネックレベルク、A.ボナッタ、R.レモリ、M.ヴォスクレセンスキー、V.トロップら多くの音楽家から薫陶を受けている。

 

2021 年よりピアノ・トリオ「Eldering Ensemble」の公式ピアニストとしてドイツで活動。
G.
ヘンレ出版社の楽譜アプリ「Henle Library」公式プロモーション・マネージャーとしても活動している。

 

これまでにミュンヘン音楽・演劇大学、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学にて後進の指導にもあたり、日本とドイツを拠点に国際的な演奏活動を展開している。